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女王様のシネマの館

12月に見たもの
淑徳大の年内の授業も終わりました。淑徳大ではミュージカルとハリウッドのクラシックを勉強しました。
ミュージカルはあまり得意なジャンルではなかったので、こういう機会に見ることができてよかったです。
昔の名作は奥が深く、難しい。

「クリスティーナの好きなコト」
                 
監督: ロジャー・カンブル
                  出演 キャメロン・ディアス
4.0カラット
遊びの恋しか出来なかったクリスティーナが、クラブで知り合ったピーターに本気の恋をしてしまうラブコメディ。自分の「本気」に気づいて友達と一緒に結婚式に押しかけたりドタバタが盛りだくさん。
うーむ。ラブコメってダメかもと思った一品。アクションコメディほどには笑えないし、ちょっとホロっとするけどそれを求めるなら「マジラブ」の方がいいし。何だかラブコメディって中途半端だ。キャメロンディアスで持ってるような作品の気がするが私は特にきゃメロンが好きででも嫌いでもないので魅力も感じず、何も得るものがなかった。そういえば「メリーに首ったけ」もあんなに話題になったのにイマイチだったっけ。まあ、重いものをみて泣いたりとかは勘弁って時にポテチでも食べながら見るならいいかもね。でもそういう時なら私はアクションコメディを選ぶなぁ。

「アイデンティティー」 監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ジョン・キューザック
 ブルート・テイラー・ヴィンス
7.5カラット
週刊朝日の「お勧めミステリー映画」にランキングされていたと言う事で王様と一緒に見た。土砂降りの中、田舎のモーテルに10人の男女が集まってくる。大雨のため身動きが取れず閉じ込められたような状態だ。そしてその中で一人ずつ殺されていく。犯人は一体誰なのか?原住民のたたりなのか?ミステリー?ホラー?と思わせつつ後半に驚きの事実が!そして最後の意地悪な結末。(これは私は予想できた)
犯人は実は途中でわかったものの、設定自体が面白く意表をついている。
あー、でもジョン・キューザック(エド)がちょっと影があって知的でいいわと思った私にはブルート・テイラー・ヴィンズ(マルコム)との関係にはちょっとショックだわ。(って肉体関係じゃないよ)サイコサスペンス系、どんでん返し系が好きな人にはお勧めです。

「市民ケーン」1941年  監督 オーソン・ウェルズ
出演 オーソン・ウェルズ
    ジョセフ・コットン
8.2カラット
60年以上経っても今なお色あせない永遠の名作、といわれる作品。英国映画協会が1952年から10年ごとに行っている「映画史上トップ10」では1962年以来ずっとベスト1に選ばれている。
私はこれを3回半見た。一回目は20歳ぐらいの頃。それからついこの間聴講生している淑徳大学の授業で。そして、そのレポートを書くためにもう1.5回。(0.5は部分的に何度もリピートして見たので)。正直言って初めて見たときは?でした。どうしてこれが「凄い映画」なのか良くわからなかった。この映画は「薔薇の蕾」という言葉を残して死んだ新聞王ケーンの生涯を「薔薇の蕾」とは何だったのかを探りながら描いてゆく作品だ。若く予備知識もなかった私はラストまで見ても「薔薇の蕾」が何なのかわからず、頭の中が???で一杯になった。何か「犯人」みたいなものが解る結末だと思い込んでいたから。今回見たときに、HIGH Peter B.先生に色々解説してもらい目からうろこだった。解説してもらわないとわからない映画ってどうなの?という意見もあると思うが、すべての映画が予備知識ゼロで、1回だけ見て、しかも子供でも解るというのもありえないし、それで映画のよしあしは決まらない。もちろん「映画史上革命的技法」なんてのは今見ると「当時は革命的でも今は普通」なものもあるが、私は映画にしても小説にしてもその作られた時代背景を知らずしては、真の価値はわからないと思う。ケーンのモデルと言われる実在の新聞王ハーストの圧力、妨害にも負けずこの作品を発表したした事も知って見ると知らないで見るのとでは、感動も違って来る。そして、「薔薇の蕾」の本当の意味を知ると、じわじわと「ケーンの人生」が心に染みてくる。映画好きなら必見の一本。

「ブラス!」1996英 監督マーク・ハーマン
出演 ピート・ポルスウェイト
   ユアン・マクレガー
7.8カラット
イギリスを鉄の女サッチャーが牛耳っていた頃、炭鉱は次々と閉鎖され、炭鉱夫たちは職を失っていった。そんな閉鎖直前の炭鉱の伝統あるブラスバンドが、閉鎖の問題を抱えながら音楽を愛し、大会に出場する話。というとなんだか簡単だが、炭鉱閉鎖=バンドの解散であり、そしてバンドどころでなく失業、組合、病と問題は山積みである。指揮者のダニーは炭鉱夫特有の肺がんを患っている。けれど彼らはさまざまな問題を抱えたまま、ラッパを吹き音を奏でる。ブラスバンドの演奏が何度も出てくるのだが、それが凄くいい。途中で私は涙が止まらなくなった。特に最後の「威風堂々」はすばらしい。登場人物の描き方もうまく、どの人物にも心を動かされる。ユーモアもちょっと効いていて、くすりと笑えるところもある。
エネルギー資源が石炭から石油に移り変わってゆくのは、時代の流れであり仕方の無い事だったのだろうが、鉄の女のやり方は要らないものを切り捨てていく非情なものだった。見終わった後、気持ちのいい感動を味わえるのは間違いないけど、やるせない気持ちにもなる。

カラット


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